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シャトル再延期

Thursday, June 18th, 2009

更新が滞っているので、書きたかった時間の掛かるネタを諦め、短いものを。

2009/06/17に予定されていたシャトルの打ち上げが例によって再延期された。当初の予定は13日だった。
次の打ち上げ予定は多分窓の関係でだと思うが、7月後半になるらしい。
日食と被りますねぇ。まさか日食中に打ち上げたりはしないと思うけど…。
あれ?今シャトルは夜間打ち上げはしないことになってるのかな?

宇宙開発では、打ち上げの1ヶ月延期は取り立てて珍しいことではない。打ち上げに掛かる費用が莫大であるため、
打ち上げを強行して失敗するよりも、多少延ばした方がいい、という判断が働くのだろう。
とはいえ、それが費用が嵩む大きな原因になっているのだと思うが…。

延期の原因は、一度目も二度目も発射台でシャトルに燃料(LH2)を注入するパイプ(アンビリカルケーブル)が、水素ガス漏れを起こしたためだ。
一度目のガス漏れの後、その周辺の部品を全て取り外して交換し、漏れが無いことをチェックして注入し始めたのだが、
途中でまたもガス漏れをしたそうな。原因はなんなんでしょうね。
知ってる人は知ってるだろうが(何でもそうだ)、あの発射台はアポロ計画のサターンVを打ち上げるために作ったもので、
それを小改造して今でも使っているのである。
なんでシャトル専用のを作らなかったかって?そりゃ金が掛かるからですよ。
実際、シャトルはサターンVと違って回転対称ではないので、打ち上げ時の姿勢に制限が掛かるあの発射台は不便なんですが、
今でも使っております。
だから打ち上げ途中でくるっと旋回するんですよね、シャトルは。
まぁそんなこんなでアポロ月着陸40周年の今年は、あの発射台はもう40を当に超えているわけです。
そりゃー40年前の建築物なら(雨ざらしだし)老朽化もしますわなぁ。

今回シャトルは、実験モジュール「きぼう」の目玉である、船外実験設備を軌道上へ運ぶ。
大規模な真空曝露実験を行う設備は、ISS全体でもここにしか設置されないので、利用価値の高い設備だろう。
実験設備用の小さなエアロックもJEMには付属している。あと広角X線カメラで全天を走査するらしい。
突発的な現象を発見して、地上に知らせるのが役目だ。
注目すべきイベントがあると、世界中の天文台の望遠鏡や天文衛星が、予定を変えてその現象を撮影する。
見てないところは見られないのが望遠鏡なので、全天を96分で見張る設備があると大変便利なのです。

曝露実験をしても実験後の試料をどうやって持ち帰るかって問題はどうするんでしょうね。
なんにせよ頑張っても6年程度しか運用できないんですが…。
とにもかくにも、無事打ちあがって欲しいものです。