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「蒼穹の昴」(浅田次郎作、講談社文庫)

読みは「そうきゅうのすばる」。
とある方に勧められて読み始めてもう三ヶ月ほど。やっと四巻まで読み切った。
1880〜90年代の清朝末期を舞台にした物語。
大筋としては田舎から都に上る二人を主人公としているが、後半では清朝全体の様子を描いていると言った方が正しそう。

個人的に良かったのは、科挙と宦官の話が出てくる一巻と、王朝内部の対立で緊迫する三巻辺り。
特に、三巻は試験の時期とかぶってしまい、手元にあると読んでしまうので机の中に封印するほどのはまり方だった(笑)

登場人物や出来事が史実にある程度忠実であること(日本史で出てくる李鴻章の活躍が意外)がとても興味を惹かれる。
ただ、いろいろ話を広げすぎて四巻の最後で話がまとまりきれてない気がしたのは残念。
あと、難しい言葉がよく出るので横に電子辞書があるとgood(笑)
タイトルの時点で広辞苑引かないとわからないという。
暇になるとWikipediaで調べたくなるくらいにこの時代に興味を持たせる効果はかなりある。

久しぶりに小説をまともに読みきった感じがした(笑)
章の区切りが細かくて、毎日少しずつ読むのに適してるのがよかったのかも。
来年にはNHKでドラマ化されるとのことなのでそれも見てみたい。