肥満の人は料金2倍?
小学校に入りたての頃は、体格がいい子をデブとか言ってからかう人が、必ずクラスに一人や二人はいた。(最近はどうなのか知らないが、少なくとも僕が小学校の頃は、ある程度の頻度で飛び交っていた言葉だ。) だが、先生が聞きつけると厳しく注意するので、無意識のうちに、「体型のことで差別しちゃいけないんだ・・・」と思うようになっていた。
しかし、社会に目を向けると、子供のころは当然だと思っていたそういう原則が通用しない例も数多い。
米航空会社大手のユナイテッドは15日から普通の座席では座ることができない肥満客には2人分の座席料金を請求する方針を決めた。
シカゴにある親会社UALによると、肥満客が隣に座ることで自らの座席が侵害されるとの苦情が700件も寄せられているとして、こうした方針を打ち出したという。(世界日報:2009年4月16日)
厳しい話だ。要するに、「肥満で隣の客に迷惑をかける恐れのある方は、2席分払って座席を取らないと乗せません」というわけだ。立派な体型による差別である。しかし、これは理にかなっている、とも言えなくもない。
現に、Yahoo!のニュースにこの記事が出た際には、「仕方のないこと」「当然だ」という意見が多くの同意を受けていた。
飛行機というのは、バスや鉄道、船舶と違って、かなりコストのかかる輸送手段なので、本来、輸送するものの大きさと重さは、数センチメートル、あるいは数キログラムの単位で料金に利いてくるものなのだ。輸送物が人間の場合は、人権という盾である程度は守られるが、アメリカでは肥満人口の増加に伴い、とうとう見過ごせなくなった、ということだろう。
特にエコノミークラスの場合は、低コストの運賃を提供しようとするために、座席が広くできないので、そうなると、こういう制限を設けざるを得なくなってくる。簡単に「2倍の運賃」と言うけど、たとえば急な出張で、正規運賃で東京-ニューヨーク間を往復・・・なんてことになると、40万円以上も追加で支払わなければならないのだ。これは正直、笑えない。肥満が社会問題化するアメリカでは、こういった新たな問題が次第に浮き彫りになっていくことだろう。
・・・ちなみに今日、こういう話題を持ち出したのは、英語2の授業の予習がてら、「Super Size Me」というアメリカのドキュメンタリー映画を見たからである。僕のほかにゼミ生二人も見たので、似たようなことが他のブログでも書かれるかも。なかなかおもしろいドキュメンタリーなので、興味がある方はレンタルしてみてください。
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